思い切ってリビングを北側に

南北に細長い敷地で、東、西、南には隣家が接近していて、北が道路、その向こうが公園という敷地でしたので、家の既成概念を捨てて、思い切って北側２階にリビングを配置し、リビングの大きな窓から公園の緑を眺められるようにしました。北側ということで、リビング上部の吹く抜けに２つのトップライトを設けました。

吹き抜けに注ぐ陽射し

降り注ぐ陽射しが、白で統一された室内に拡散して、実に明るい空間をつくりだします。
３階の天井には、吹き抜けの温度環境に配慮してシーリングファンを設置、空気を攪拌して温度差を解消しました。

内と外の空間が調和

お客様は初め、北側リビングだと暗くなるのではと思われたそうですが、模型でトップライトからの光のイメージを見て納得していただいたようです。「プライバシーを気にすることなく内と外の空間が調和し、住み心地のいい家になったと思います」と、いっていただいています。 なお、トップライトには、手動開閉、自動開閉、フィックスの３種類があります。場所と状況にあわせた選択が必要です。ご相談ください。

所在地：東京都文京区
竣工：2010年5月
用途・規模・構造：専用住宅・混構造・地上3階建
断熱：内断熱/グラスウール+発砲ウレタン吹付け
敷地面積、建築面積：敷地面積　106.55㎡、建築面積　63.80㎡
延床面積、各階面積：延床面積159.02㎡
設計：こじこじ一級建築士事務

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