工房建築事業部は、北海道生まれの会長が東京で暮らし始め、東京の家は北海道の家に比べとても寒いことを感じ、建築で皆さまの寒さを解決して差し上げたいと建築事業を開始しました。当社ではその志を大切に今に至っています。

このページでは、当社が過去に実際に建築した3つの工法での建築事例をもとに、工法別の省エネ断熱性能を比較いたしました。みなさまの建築の参考になれば幸いです。

  • いずれも当社にて設計施工した物件による性能比較になります。同じ条件下での違いではありませんので、あらかじめご了承ください。
  • 外皮性能・日射熱取得率数値はプラン形状/規模/開口部サイズにより結果が変わります。

① 鉄筋コンクリート造② 鉄骨造③ 木造まとめ

① 鉄筋コンクリート造


物件名:世田谷の白い家
工法:RC外断熱工法
断熱:エコサーム外断熱工法
階数:地上3階建て
用途:専用住宅
竣工:2010年12月


 

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② 鉄骨造


物件名:Y-2 新築工事(K様邸)
工法:重量鉄骨造
断熱:現場発泡ウレタン吹付け内断熱 Ⅳ地区省エネ対策等級4 旭有機工業 APS-3H
階数:地上3階建て
用途:共同住宅
竣工:2014年5月


 

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③ 木造

工法:木造(在来工法)
物件名:栄町プロジェクト
仕様:充填断熱仕様
階数:地上2階建て
用途:専用住宅
竣工:2021年6月


 

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まとめ

工法 鉄筋コンクリート造 鉄骨造 木造
仕様 RC外断熱工法 内断熱工法 充填断熱工法
階数 地上3階建て 地上3階建て 地上2階建て
用途 専用住宅 共同住宅 専用住宅
竣工 2010年12月 2014年5月 2021年6月
外皮平均熱貫流率 0.52w/(㎡・K) 0.73w/(㎡・K) 0.52w/(㎡・K)
冷房期の平均日射熱取得率 2.4% 2.2% 2.0%


外皮平均熱貫流率(UA値)

鉄筋コンクリート造
(RC外断熱工法)
鉄骨造
(内断熱工法)
木造
(充填断熱工法)
省エネ基準 外皮性能基準 0.87w/(㎡・K) 0.87w/(㎡・K) 0.87w/(㎡・K)
冷房期の平均日射熱取得率 0.52w/(㎡・K) 0.73w/(㎡・K) 0.52w/(㎡・K)

屋内の熱が屋外にどのくらい移動するかを表す指標が熱貫流率になります。外皮熱貫流率とは、住宅全体からの熱損失量と天井、壁、床、窓などの外皮合計面積で割った値です。数値が小さいほど断熱性能が高い住宅になります。

冷房期の平均日射熱取得率(η AC)

鉄筋コンクリート造
(RC外断熱工法)
鉄骨造
(内断熱工法)
木造
(充填断熱工法)
省エネ基準 外皮性能基準 2.8% 2.8% 2.8%
ご提案住宅の外皮性能 2.4% 2.2% 2.0%

住宅に日射(陽射し)がどの位入ってくるかを表したのが日射熱取得率になります。平均日射熱取得率とは、住宅全体の日射取得量を天井、壁、床、窓などの外皮の合計面積で割った値です。数値が大きいほど、日射熱が侵入しやすい住宅になります。

3種類の工法で断熱性に優れた理想のお住まいをご提案します

工房建築事業部では、工務店にしては珍しと言われますが鉄筋コンクリート造(RC造)、鉄骨造、木造(在来工法)の代表的な3種類の建築工法で注文住宅のご提案を行い、設計・施工をしてまいりました。

お客様からよく聞かれるご質問の一つが「3つの工法で一番断熱性能がいいのはどの工法?」というご質問です。結論から言えば、工法による基本的な断熱性能の差があり、その差を補うための各種部材の性能が向上していますので「大きな差はつきにくい」というお答えになります。

ただ「その差を補う」部分でのコスト、さらに高い性能を求めるコストを考えると基本的な断熱性能の高い工法を選択することが大切であると考えます。

断熱性能の高い注文住宅を考えている、ご自宅の寒さを感じるなどがございましたら、お気軽にお問い合わせください。