幹線道路から少し入った住宅街に建てる外断熱の住宅

場所  東京都杉並区
構造  鉄筋コンクリート造
規模  地上2階
用途  専用住宅
竣工予定 2024年冬

東京都杉並区で始まっている鉄筋コンクリート造 地上2階建ての現場を2024年5月
見学いたしました。

 

正面がガレージと中庭となりコンクリートの化粧打ち放しになるようです。
奥に見える2階建てが外断熱になる建物です。

 


建物の裏手側です。
周囲も低層住宅が多く現在は裏側は駐車場なので室内は明るくなりそうです。

 


小さいですが現場監督が作業するハウスです。
図面を書いたり書類チェックしたりちょっとした打合せもこちらで行っています。

 


ガレージと母屋を繋ぐ中庭です。
まだ仮設や資材が並んでいますが広々した空間となりそうです。

 


1階のリビングダイニング周辺です。
内装の壁は所々に杉板の化粧打ち放しコンクリートが使われていました。

 


1階から2階へ繋がる階段室
リビングから見渡せる風景

 


2階の洋間へ続く廊下などにも
杉板の打ち放しが採用されていて杉板の目がしっかりと出ているのが分かります。
まだ脱型(型枠を外す)したばかりなので、気泡や欠けている部分をこれから補修していく様です。

 


母屋外壁の様子です。
外断熱の湿式工法で施工する為にコンクリートの小さな段差を左官工事で整えていました。
その後はサッシを取り付けて、いよいよ外断熱の工事が始まります。次回は外断熱工事が見れるかも!!

 


こちらは中庭のコンクリートフェンスとなる上部の笠木部分です。
変な形をしていますよね。
理由は
壁面が化粧コンクリート打ち放しになるのですが
外壁が汚れる理由の1つに雨水の汚ダレが原因します。
それを解消する為にV字型の溝を作って一カ所から排水を行う事で壁面に流れ落ちる雨水を抑えるそうです。
写真の溝ではまだ水はスムーズに流れないので、これから左官で形と勾配を整えていくそうです。

 


こちらは建物のコンクリート天井面です。
緑色の物体がコンクリートの中に埋まっていますが、これから始まる内装工事で使用する物で天井の下地を支える為の吊りボルトをねじ込むインサートです。

ちなみに赤色の物体は電気工事用のエンドカップなる物です。
赤いカップの先はコンクリートの中に埋め込まれた電線用の配管が床、壁、天井と縦横無尽に張り巡らされ別のエンドカップや電気BOXへ繋がっていて照明器具やコンセント、スイッチの電気配線を綺麗に無駄なく最適で行う為の部材です。

 


これは階段の床面に埋め込まれていた木材です。


こちらが外された状態です。
木材はこのクボミをつくる為に埋めてありました。
階段の手摺を溶接などで固定するための
施工スペースを確保ためです。

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