2018年12月安全パトロール
工房のOB客でたてもの好きのミスターNです。よろしくお願いします。
2018年12月下旬、「工房安全パトロール2018年12月」にミスターNも同行させていただきました。
毎月1回、工房の設計者、現場監督、営業および協力会社で作る「安全衛生協議会」から職人の方で着工中のすべての現場を巡回しそれぞれ専門家の目線で現場の安全について現場を巡回しチェックしていきます。
今回は設計から1名、現場監督から2名、協力会社から2名、営業から1名の6名に私が加わり7名で各現場を巡回しました。
朝9時、川口の工房本社集合、朝礼と服装、装備のチェック。パトロール員はヘルメット・安全帯・安全靴・腕章を身に着け引き締まった面持ちで今日のリーダーとパトロールの内容を確認し合っていました。
最初は滝野川プロジェクト。今日から重量鉄骨を組み始める、いわゆる建前の初日です。
現場の職人さんは鳶の方4-5名、鉄骨メーカーの方1名、警備員の方4-5名に工房の現場監督1名の十数名の体制で現場に臨まれていました。
現場敷地内にラフテレーンクレーン(運転と操縦が同じ席の四輪駆動、四鈴操舵のクレーン車)が入り敷地奥の鉄骨から組み立てていました。建前は3日間の日程だそうです。
大変だと思いますが最後までご安全にお願いいたします。
チェックリストへ記入する安全パトロール員で工房社員の今回巡回担当の現場監督。真剣そのものです。
2件目は駒込の「KOM02」プロジェクトです。
足場が外れ、黒と白で塗り分けられた外観が露わになっていました。
気になった点はしっかり記入し、午後の反省会に活かし、現場への安全改善へ役立てます。
最後の現場は目白通り沿いの「目白台プロジェクト」。
1階の打設(コンクリート流し込み)が先週終わり、2階の型枠工事が始まっていました。
銀杏の紅葉もほぼ終わりでした。
2階に上がり吹き抜けの穴に載せた板の設置や強度などを点検中。いい天気の日でした。
周囲は2階用のコンクリート型枠が整然と並んでいました。
RC(鉄筋コンクリート)工法で難しいのが階段へのコンクリート打設。複雑な形状の型枠内すみずみにコンクリートが流し込まれるように、空気が残らないようにするのが難しいそうです。
1階は型枠を外したばかりなので型枠を保持していた「Pコン」が処理されていない状態でした。なかなか見ることのできないコンクリート建築ならではのワンショットです。
外観の型枠は外されていましたが、室内の天井のコンクリートを支える「サポーター」はまだ外していません。コンクリートが乾き硬化するまで約3週間はこの状態のままです。
この現場で私は安全パトロールから離れましたが昼食後に工房本社に戻り撮影した画像を見ながら振り返り反省会を実施するそうです。
安全に対するみなさんの姿勢がよく表れた安全パトロールでした。
ありがとうございました。お疲れ様でした。