2019年竣工直前高級マンション見学 目白通りに面した5階建て高級マンション
物件名 目白台プロジェクト
場所 東京都文京区
構造 RC工法
規模 地上5階
工房のOB客でたてもの好きのミスターNです。よろしくお願いします。
2019年7月29日、目白通りに面した5階建て高級マンションの現場見学です。
7月末日の竣工まで残り2日というあわただしい現場の見学となりました。建物前に停車の2台のトラックは外構工事の依頼先「サングリーン」さん。外構工事は最後の最後の工事になります。あと2日の時点での外構工事、ラストスパート頑張ってください。ちなみにミスターNの自宅の外構工事も、この「サングリーン」さんにご依頼しました。
画像には出ていませんが、各部屋で丁寧な掃除作業が続けられていました。
目白通りに面しない側の2階居室リビングになります。木目調の天井に黒いダクトレール(ライティングレール)照明が既設でオシャレです。天井埋め込みのダウンライトでは無い理由は室内高を稼ぐため天井裏高さを最小限としたためと推測。
中庭の吹き抜けからの自然光で部屋が明るく感じます。エアコン設置済み。
振り向いて寝室側居室です。隣接の家の外壁が見えていますが都内山手線内の1DKマンション2階なら仕方のないところ。こちらの部屋にもダクトレール(ライティングレール)照明照明、2台目のエアコン、窓際の室内干しは川口技研「ホスクリーン」が設置済み。
エアコンの下にある黒い箱は非常脱出用の避難ハシゴ。最近は箱も塗装されてオシャレです。役に立つ時が無いことを祈りますが消防法上、設置が義務付けられています。
キッチンはパナソニック製のコンパクトながらIH電磁調理器が2口ある本格的なもの。シンク左は冷蔵庫と食器棚などのスペース。奥に見えるドアは玄関のドアですので、室内に入る廊下(通路)とキッチン作業スペースを兼ねた合理的な設計。一人暮らしでしたら問題のない設計です。キッチンの換気扇は設置中のようで覆いがまだでした。
廊下は肌触りの良いフローリング風クッションフロアでした。
水回りも余裕のある作り。洗面脱衣室になります。洗面化粧台は賃貸に良くあるユニットタイプではなく、造作の置き型ベッセルタイプ。洗面器はリクシルのL-555系。ベッセルタイプの場合はシンク下に引き出し式や扉式の収納がありませんが、シンク右は洗濯機置き場になる洗濯パンが設置していることもあり洗濯物カゴ置き場として使えそうです。おしゃれな洗濯カゴが似合いそうです。
細かい点ですがドアキャッチ(ドアストッパー・戸当たり)がマグネット式でした。何気ない仕様ですが掃除の邪魔にならず、工夫された室内用建築金具です。高級感を感じさせます。
現場監督の大切な仕事が、室内で使っている電機器具や備え付けの家具類の取り扱い説明書のファイリング作業。竣工間近のこの時期にしか見ることのできない作業ですね。
1階のエントランスと2階の窓です。エントランス周りは重厚感のあるタイル仕上げと左の柱部分のRC打ちっぱなしは濃いグレイ塗りと対比が高級感を出しています。2階の窓の幅はエントランスの開口部のサイズと同じに見え、足元まで大きな窓で採光と見栄えのいいデザインだと思いました。バルコニーがあっても物干し位しか使わない設備ですので、無くてもいい、という判断は「あり」ではないかとも思いました。いかがでしょうか。
これで10カ月あまり通った目白台プロジェクトの現場訪問は最終回となりました。最後の仕上げよろしくお願いします。
1か月後くらいに竣工写真の掲載ができると思います、お楽しみに!