デザイナーズ注文住宅 擁壁は杉板本実型枠コンクリート工法
物件名 T様邸プロジェクト
場所 関東某所
構造 在来工法
規模 地上2階
竣工予定 2020年7月
工房のOB客でたてもの好きのミスターNです。よろしくお願いします。
2019年10月22日、川口市の工房建築事業部様が施工担当をしている関東某所の在来工法新築住宅の現場見学です。
今回からレポート開始のデザイナーズ注文住宅になります。
レポートには掲載していませんでしたが半年ほど前、オーナー様が転居前に外観だけ見学させていただいて以来の訪問です。
すっかり更地になり、基礎工事が終わり擁壁工事に入っていました。
2本の樹木は以前の敷地内に植えてあったものを工事の邪魔にならない位置へ一時移動させています。竣工後に正規の位置に再移動するそうです。
擁壁は杉板張りのRCコンクリート製。「杉板本実型枠コンクリート工法(すぎいた ほんざね かたわく こうほう)」と言うそうです。オレンジ色の型枠(コンパネ)の上から杉板を貼りこんでいるのが分かります。見えている型枠全体に杉板を張っていくのは大変そうですね。
杉板を張り終えると鉄筋を配筋し、内側の型枠を張りパイプで押さえコンクリートを流し込んで(打設して)いきます。
手前では基礎が打ち終えているのが見えます。右下にある4本のボルトは鉄骨が配置されるそうです。
擁壁の基礎コンクリートを観察。現場監督によると、擁壁の基礎は住宅の基礎と一体化しており、基礎にかかる重量は相当なものになるので地盤改良を相当数行っているとのことでした。
「杉板本実型枠コンクリート工法」の途中経過は初めて見ました。
隣家に近い東側の擁壁。こちら側は敷地内側から型枠と杉板を張って室内から見たコンクリート面の演出を考えているようです。建て方(棟上げ)は11月下旬の予定。東西に向けかなり大型の2世帯住宅になるそうです。竣工が楽しみです。
地域のルールを現場で共有する掲示を工房さんが自らしていました。当たり前のことなんですが工務店の姿勢を近隣の方へ知っていただくための大切なアクションだと思いました。次回の訪問が楽しみです。
埼玉県川口市に本社のある株式会社工房 建築事業部では、地震などの災害に強い鉄筋コンクリート製の「RC外断熱工法」「RC工法」による注文住宅(建て替え)を得意としております。お気軽にお問合せください。(上記のお客様は木造の在来工法、一部鉄骨部分ありで建築しています)