玉川上水を望む閑静な地域で建設中デザイナーズ注文住宅その4-1【2020年竣工予定】

物件名 三鷹台プロジェクト
場所  東京都三鷹市
構造  在来工法
規模  地上2階
竣工予定 2020年7月

工房のOB客でたてもの好きのミスターNです。よろしくお願いします。
2020年3月19日、東京都三鷹市で新築工事の始まったデザイナーズ新築住宅の現場見学です。新型コロナウィルスの流行で3月2日から全国の小中高校の臨時休校が始まって約2週間が経過しました。この先どうなるのか分からない世の中ですが、この日も現場では施主様のために淡々と作業が続いていました。

約1か月前の前回のレポートとまったく同じ位置から撮影しています。
建て方が始まっていますので足場が組まれ青いメッシュシートで覆われていました。

 

 

 

 

 

工房フラッグが掲示された現場。屋根の形状が「切妻(きりづま)屋根」であることが見て取れます。最近の新築木造物件では片流れ屋根にして東側2階からの採光を重視する傾向がありますがなぜ切妻屋根なのでしょうか。2階のデザインが気になるところです。

現場監督に聞いたところ、屋根はガルバリウムで仕上がり済みとのこと。

 

 

 

 

北側の玄関側、簡易トイレのある階段を上がった青いシートが工房さんが建築中の「三鷹台プロジェクトになります。簡易トイレの奥が玄関になります。右隣家の階段形状が似ていること、青緑のシートの左隣家も建築中ということから元々はこの3軒分が1つの土地になっており土地を売却し3分割販売されたことが推測できます。

 

 

 

 

1階玄関付近の壁の構造、基礎の立ち上がりが通常より高めになっており、土台には防腐防蟻処理済みの木材を使用、間柱、筋交いも専用接合金具でしっかりと固定されていました。間柱、筋交いの下半分に防蟻塗装を行うなど細かい点での配慮が施されています。(最近の木造建築では標準的な施工セオリーです)

 

 

 

 

2倍筋かいリベロII金具に近寄ってみました。リベロIIと見える金具は接合金具で日本を代表するメーカー株式会社タナカの製品「2倍筋かい〈リベロII〉」です。金具専用ビスでマニュアル通りの接合をしています。(3カ所、使っていない穴は予備穴です)。

上の接合金具は同じくタナカの柱と横架材の接合に使用する柱接合金物「シナーコーナー」。専用ビスもビス使用場所を間違えないよう横架材側2本、柱側4本と本数を変えさらにビス色を変える日本製らしい細かい配慮をしている優秀な商品だと思いました。

 

 

ビスどめホールダウンU15kN用こちらは地震時や台風時に土台から柱の引き抜きを防止するホールダウン金具で同じくタナカ製の「ビスどめホールダウンU 15kN用」です。ホールダウン金具(金物)は柱が土台や梁から抜けるのを防ぐため必要不可欠な金物です。

 

続きは休み明けに投稿いたします。

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