地下水が湧出 豊島区のマンション建築現場見学
物件名 KOM02
場所 東京都豊島区
概要 オーナー住居兼賃貸住宅
構造 RC工法
規模 地上4階
工房のOB客でたてもの好きのミスターNです。よろしくお願いします。
2018年6月上旬、豊島区の現場を訪問しました。
JRの駅から坂を下った先に建築中の集合住宅がありました。
以前は鉄骨3階建ての事業所(印鑑・印章・ゴム印工場)兼ご自宅でしたが、老朽化のため事業所は移転し、1-3階は賃貸、4階にオーナー住宅の自宅兼集合住宅へ建て替え中です。
訪問時は基礎の上に1階部分の型枠工事中。
外観上のキーになる湾曲した壁面にするため湾曲が可能なコンクリート型枠用合板(コンパネ)を張っています。
画像で見えるオレンジ色のつるつるした部分は外壁になるため新品の綺麗なコンパネです。(場所によってはエコな再利用したコンパネを使う場合もあったりします)
この現場は坂の下という立地のため想像以上の地下水の湧出がありました。基礎工事では湧水をコントロールしながら行ったそうです。
現在は基礎下に綺麗な地下水が懇々と湧き出ています。そのため排水ポンプが稼動していました。排水の泥水は簡易的に処理するための水槽(ノッチタンク)を経て 雨水(うすい)ますへ処理されていました。
排水ひとつでも規制に配慮するきめ細やかな措置を見ることができました。
*ノッチタンクとは
飲食店などの排水濾過設備「グリストラップ」と似た構造で排水に含まれる泥や小石などを水の浮力と重力の力で分離・濾過する水槽です。