屋外バス券売機のユニット小屋建て替え工事
バス会社さんからご依頼を受けた特殊な建物
小田急線新百合丘駅の屋外にある小田急バス様所有の高速バス券売機のユニット小屋建替え工事です。
工房は長距離バスの予約システム「発車オーライネット」のシステム開発メーカーでもあり、お取引先である小田急バス様より、今回のお仕事をいただきました。
何でもつくるのが工房STYLE
設計者が様々なユニット小屋を調べ尽くして仕組みを把握し、作図・製作・設置のすべてを請け負わせていただきました。
やったことはないディテールを調べ尽くす
設置場所は新百合丘駅のロータリー内。車も人も沢山往来する場所でした。
7年間使われていた券売機があり、多くの人に利用されていました。
新型券売機は交換すると寸法も大きくなり、既存ユニット小屋には納まりません。
そこで券売機を保護するユニット小屋の建替えもすることになりました。
パースで仕上がりイメージをチェック
打ち合わせは、図面とパースを使って進めました。ユニット小屋の色は役所からの指示もあり、小田急さんのロゴマークなども含めてイメージの摺り合せをしていきました。
畳1.3帖の小屋に20人の職人さんが携わった夜間工事
何しろ、毎日稼動している券売機。ロータリーに面した場所ですので、人と車の往来も多く、工事は、夜8時過ぎに機器の電源を落とし、既存券売機の撤去とユニット小屋を解体することから始まりました。
翌朝には交換を完了する徹夜作業。解体工、電気工、鋼板パネル工、券売機メーカー、シャッター工、看板工など、一晩で延べ20人の職方が30分単位のタイムスケージュールに準じて集いました。
ユニット小屋の建替え工事も約12時間後の午前中に竣工
夜からはじまったユニット小屋の建替え工事も約12時間後の午前中には、 乗客の方もバス・チケットを購入できるようになりました。
作図打合せや鋼板パネルの工場検査、タイムスケジュールの摺り合せなどの準備を経て、トラブルなく無事完了いたしました。
夜遅くまで、そして翌日の早朝から現場お立会いいただいた小田急バスのご担当者様、どうもありがとうございました。
所在地:神奈川県川崎市
竣工:2014年6月
用途・規模・構造:券売機上屋・パネルユニット・平屋建
設計:株式会社工房 一級建築事務所