自分でできる断熱リフォーム −スコッチ 窓用省エネ透明フィルム−
今日はDIYの「かんたん断熱リフォーム」のご紹介です。
シングルガラスで窓まわりがとても寒いという方、ぜひお試しください。
一般的に窓からの熱損失は住宅全体の20%にもなります。マンションなら、上下左右が隣家ですから、壁4面+屋根+床のうち、ぼぼ壁2面だけの熱損失で済みます。一戸建ての場合は、壁4面+屋根+床からの熱損失20%というのは実に深刻です。マンションから一戸建てに入居される方がよく感じる「寒い」という感想は ここの違いにあります。
窓まわりの断熱リフォームはトステムのインプラスなどの内付け窓が有名です。びっくりするくらい断熱性がUPします。
今日ご紹介するかんたん断熱リフォームは、この窓まわりのDIYリフォームです。用意するものは「はさみ」と「ヘアドライヤー?」。商品は写真の住友スリーエムのScotch「窓用省エネ透明フィルム」です。大きなホームセンターに行けば売っています。窓を外して雑巾で框を拭き、そこに両面テープを張って、透明フィルムを貼ります。フィルムは皺になります。
そこで登場するのがヘアドライヤーです。
ドライヤーで熱風を当てればみるみるフィルムが縮み、ピンと張り詰めてきます。手を当てないとフィルムがあるのかわからないくらいきれいに張りあがります。このフィルムを貼れば、シングルガラス窓でもペアガラスに近い性能が出せるようになるんです。
どうしてかと言いますと、フィルムを貼ることで、フィルムとガラスとの間に空気層が設けられ、この空気が動かなければ断熱材の役割を果たすためです。冬の窓まわりの寒さに悩む方、簡単リフォームで住宅性能をUPしてみてはいかがでしょうか?
断熱気密レポート 〜板橋区大山の現場より〜
掲載日:2012年1月8日(日)
皆さんあけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。寒い日が続きますので、今日はあたたかい家づくりのレポートです。
この建物は、現在板橋区で施工中の木造軸組工法の現場です。高性能グラスウールをブローイングする「BIB工法」という断熱工法で施工しております。
写真は高性能グラスウールを吹き込んだ後にドイツ製の 調湿気密シート「インテロ」を貼っています。このシートは通常の<防湿>気密ではなく、<調湿>気密シートです。
夏冬の壁体内の逆転結露を防ぐ優れもので、最先端の住宅概念とも言える「パッシブハウス」の実験棟でも当然にしてこのインテロシートが採用されております。
拡大写真は、コンセントまわりの気密処理の様子です。コンセントのみならず、ダウンライト廻り、配管周り、床合板でも気密処理を行います。 断熱性能は高性能な断熱材を使用すれば良いというわけではなく、断熱材の充填密度の確保やしっかりとした気密処理工事があって初めてその性能を発揮します。
住宅の断熱にご興味がある方、お気軽にお申し出下さい。お問合せはコチラまで